福知山成美　走塁ミス響いた　田所監督退任、後任は白紙

＜履正社・福知山成美＞敗れた田所監督（右端）ら福知山成美ナイン

第８６回選抜高校野球大会準々決勝 福知山成美２―６履正社

（3月31日 甲子園）
　福知山成美（京都）は走塁ミスが痛かった。２回１死一、二塁では大村の遊直で二塁走者の前田が飛び出し併殺。その裏に履正社に５安打を集められ４点を失った。

　３回無死一、二塁では、西田の二直で一塁走者の石原が飛び出し好機を逸した。「２回が全てです」。序盤の拙攻を悔やんだ田所孝二監督は、今大会限りで退任することも明かした。選手には伏せていたという。１日に福知山成美の校長に就任し、野球部監督との兼任はしない方針。後任は「白紙」となっている。グアテマラ代表コーチを務めた後、９６年に監督に就任。甲子園に春夏６度出場し「好きなようにさせてもらい、春も夏も８強にいけたのは良かった」と、監督生活を振り返った。