龍谷大平安、京都勢66年ぶり決勝!原田監督「やっとここまで…」

[ 2014年4月1日 17:22 ]

<龍谷大平安・佐野日大>決勝進出を決めアルプススタンドに駆け出す龍谷大平安ナイン

第86回選抜高校野球大会準決勝 龍谷大平安8―1佐野日大

(4月1日 甲子園)
 昨秋の近畿大会覇者で、春夏通算最多70回の出場を誇る龍谷大平安(京都)が、センバツでは初となる決勝進出を決めた。京都勢の決勝進出は、1948年(昭和23年)の京都一商―京都二商戦(京都一商が1―0で勝って優勝)以来66年ぶりとなった。
 
 原田英彦監督(53)は、「やっとここまで来たなってね。そんな思いですね」と一言。笑顔を浮かべながらも「このチームはずっと、日本一になるんだと本気で向かって来た。やっとその挑戦権を得たので、もう1度気を引き締めていきます」と話し、3度優勝している夏とは違って、40年ぶり4度目の4強入りでようやくたどり着いたファイナルの舞台に決意を新たにした。

 1番・徳本が1点を先制した後の2回1死二塁から右翼スタンドへ2ラン本塁打を放ち、チームに勢いがついた。「本塁打は自分でもびっくりしてます。追い込まれて、コンパクトにいこうと…それがいい形になって本塁打になった」。そう話した徳本は、4―1で迎えた7回1死二塁には右翼線に適時三塁打を放ち、相手の反撃ムードを阻んで「気持ち良かったです」と声を弾ませた。

 決勝で対決する履正社(大阪)とは、昨秋の近畿大会準決勝で対戦。打撃戦の末に11―7で勝った龍谷大平安が、決勝でも智弁和歌山(和歌山)を6―4で下して優勝している。「近畿大会では点の取り合い、投手が点の取られ合いだった。果たしてあしたはどんな試合になるのか分からないが、本当に負けたくない相手です」と原田監督。徳本も「優勝の2文字だけ目指して頑張ります。相手打線もすごいと思うが、うちも打撃が持ち味のチーム。絶対に打ち負けない気持ちでやります」と語気を強めた。

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