快進撃止まった豊川　エース田中は笑顔「幸せだった」

＜履正社―豊川＞２回裏豊川２死二塁、中村の右前打で島が先制の生還

第８６回選抜高校野球大会準決勝 豊川７－１２履正社

（4月1日 甲子園）
　初出場・豊川の快進撃は決勝目前でストップした。８回に４点差をひっくり返したが９回に同点に追いつかれると、１０回に５点を献上し、力尽きた。

　準々決勝まで３連続完投のエース田中に代わり先発した阿部が５回無失点と好投。６回からマウンドは田中に任されたが、結果は出なかった。それでも今井監督は「阿部は５回までと決めていた。悔いのない戦いでした」と晴れ晴れ。田中も「エースとしてしっかりおさえたかったが」としながら「甲子園で試合のできるありがたさが分かった。幸せだった」と、ときおり笑顔を見せながら熱戦を振り返っていた。