履正社 延長10回に一挙5点!豊川との激闘制し王手

[ 2014年4月1日 14:00 ]

<豊川・履正社>9回無死、履正社・金岡が左越えに同点ソロを放つ

第86回選抜高校野球大会準決勝 履正社12―7豊川

(4月1日 甲子園)
 第86回選抜高校野球大会第11日は1日、甲子園球場で準決勝2試合を行い、第1試合は履正社(大阪)と豊川(愛知)が対戦。履正社が延長10回、12―7で勝ち、春夏通じて初の決勝に進んだ。

 6度目出場の履正社はエース溝田、初出場の豊川はここまで3試合を一人で投げ抜いた田中に代わり、阿部が先発した。また、インフルエンザで準々決勝を欠場した豊川の佐藤と杉田が平熱に戻り、医師から出場には差し支えがないと診断されてベンチ入りした。落合が1日朝に38・8度の発熱があり、欠場した

 初回、履正社は四球、犠打で1死二塁とするが、3番・吉田は二ゴロ、4番・中山は右飛に倒れる。豊川も2死満塁の好機をつくるが6番・武市が二飛に終わり、無得点。

 履正社は2回も2死一、三塁と攻め立てたが溝田が三振。豊川はその裏2死から先発唯一の2年生・島が右翼線二塁打を放ち、1番・中村の右前適時打で先制した。

 4回も中村。1死二塁から中前に落とし、豊川が1点追加した。履正社は溝田から永谷に投手交代。

 6回から豊川のマウンドに田中が上がったが、ここから履正社が反撃。1死二、三塁から8番・立石の代打・三浦が左中間二塁打を放ち、2―2の同点とする。だが、その裏、豊川は1死一、三塁とし、再び勝ち越しのチャンスだったが、4番・高桑が併殺に倒れる。

 7回、1死一、二塁から5番・西村が三遊間を破り勝ち越し。さらに満塁とし、絹田の中前適時打で5―2とした。8回にも1点を追加。

 8回、豊川が3番・氷見の左前適時打で1点。5番・伊藤の二塁打で1点差に。6番・武市の中前適時打で逆転に成功した。

 だが、9回、履正社は途中出場の金岡が同点本塁打。試合は7―7で延長に突入した。

 10回、履正社は無死満塁の大チャンス。押し出し死球で決勝点。その後も得点を重ね、優勝に王手をかけた。

続きを表示

この記事のフォト

2014年4月1日のニュース