日本ハム 継投ぴたり!梨田監督も絶賛

[ 2009年7月28日 22:55 ]

 【日本ハム5-1ロッテ】3―0の7回。日本ハムは先発の八木が安打と四球を許して無死一、二塁とし、初めてといえるピンチを迎えた。左腕の球数はまだ99球で、6回までは2安打。だが、首脳陣は降板を決断し、救援に試合を託した。

 マウンドを譲り受けた菊地が里崎を二飛に仕留め、まず1死。ここでロッテが代打攻勢に出る。2死からは、負傷中の今江をおとりで起用してまで左の宮西を降ろさせ、代打の代打を送る策。それでも、順に投入した宮西、建山は動じることなく三振を奪った。完ぺきな継投で反撃のもくろみをつぶした。

 豊富な手駒が生きての逃げ切りに梨田監督は「みんなよく抑えてくれた。先に代えた方が悔いが残らない」と称賛した。

 好調の打線や、ダルビッシュがクローズアップされがちだが、首位のチームを救援陣が陰で支える。吉井投手コーチは「うちのブルペンは実績があるから」と信頼の強さを口にする。

 リーグ連覇を達成した2007年8月以来の6連勝。眼下のソフトバンク、西武が下位に敗れた中、後半戦の初戦でチームの地力を見せた。

続きを表示

2009年7月28日のニュース