森野 自ら誕生日の祝砲!同僚の死球に一発でお返し

[ 2009年7月28日 21:28 ]

7回、勝ち越しの2ランを放ち、一走井端(6)に迎えられる中日・森野

 【中日5-3巨人】2―2の7回1死走者なし。中日の井端がこの試合2度目の死球をぶつけられると、左翼席から大ブーイングがわき起こった。

 マウンド上のオビスポがけん制球を投げるだけで、中日ファンからのやじが鳴りやまなくなる異様なムード。続く荒木は三振に倒れたが「あの打席は特に気合が入った」という森野が、きっちり一発でお返しをした。

 カウント1―1からの3球目、外寄りの浮いた直球を見逃さなかった。バットの先だったが、いい角度で上がった打球は右中間席の最前列にふわりと落ちた。31歳の誕生日に貴重な勝ち越し2ランを放ち「本塁打を打ちたいと思っていたけど、まさか本当になるとは」と目を丸くして喜んだ。

 5回に4番ブランコ、8回に5番和田がそれぞれソロを放つなど、計4発での5得点で首位の巨人を打ち砕いた。2005年以来の9連勝で1・5ゲーム差に迫り、落合監督は「3、4、5番が打ってるのに、負けられるわけないだろ」と自信満々の表情。逆転優勝に向けて期待が高まる派手な内容で、後半戦初戦を飾った。

続きを表示

2009年7月28日のニュース