ノムさんCS進出へ「3差なら追いつける」

[ 2009年7月28日 06:00 ]

後半戦開幕スタートダッシュを誓った楽天・野村克也監督

 ノムさん、悲願のAクラス入りへレオ叩きだ。楽天は28日、4・5ゲーム差で追う3位・西武と盛岡で激突。後半戦の開幕を前に野村監督が球団初のクライマックスシリーズ(CS)進出へ、意欲を燃やした。

 高校野球宮城大会開催の影響でKスタ宮城の室内練習場で行われた最終調整。移動を控えてスラックスに白いシャツ姿で練習を見守った野村監督は、西武2連戦への強い意気込みを口にした。「(3位に)3ゲーム差なら追いつける。今、4・5ゲーム差。それを近いと感じてるか遠いと感じているかが大事。幸い、選手、コーチはいけると考えている。でも、肝心のオレが遠いと思っちゃってる…。それじゃいかんわな」
 前半戦は最大貯金8で単独首位も経験し、5月30日まで2位をキープ。だが、6月に6連敗、7月に8連敗を喫するなど結局、借金6で4位で折り返した。西武2連戦にはエース岩隈と、すでに自身最多タイの7勝を挙げている永井を起用。一気に2・5差まで詰められれば、指揮官の「3ゲーム差なら」という射程圏内となる。
 野村監督は再浮上に向け「絶対条件で連勝がないといけない」と分析。前半のスタートダッシュにつながった開幕4連勝と同様、後半戦でダッシュをかければAクラス入りは十分可能性がある。ここまで6勝の岩隈は前日、野村監督から助言を受け、キャッチボールでフォームをチェック。「何とか巻き返したい」と“開幕白星”へ意気込んだ。
 残り61試合。「Aクラスに入ればおのずとチャンスが巡ってくる」。野村監督の青写真にはその先にあるCSも、しっかり描かれている。

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2009年7月28日のニュース