常葉菊川 あと1点も猛追及ばなかった…

[ 2009年7月28日 06:00 ]

<常葉菊川・島田商>3連覇を阻止され、涙の常葉菊川ナイン

 【静岡・常葉学園菊川8―9静岡島田商】あと1点及ばなかった。07年が4強、昨夏が準優勝。今夏こそ…と挑んだ常葉学園菊川ナインの日本一への野望は、古豪復活を目指す島田商の前についえた。「最後の夏はどうしても甲子園に行きたかった。本当に悔しい」と、ただ1人の昨夏甲子園メンバーだった栩木は現実を受け入れられずぼう然とグラウンドを見つめた。

 梅雨前線の影響で試合開始が1時間18分遅れ。しかも、途中の土砂降りで7回終了後、2時間32分中断した。この段階で得点は4―9。奇跡的に回復した天候とともに、お家芸の猛反撃を見せたが、あまりにも失点が多過ぎた。静岡県史上、戦後初の3年連続甲子園出場は夢と消えたが、松本主将は「結果はどうあれ、このチームでやれて最高」と胸を張った。

 ≪島田商 松浦が好救援≫69年ぶりの夏の甲子園を目指す古豪・島田商が、常葉学園菊川の3年連続出場を止めた。9回1死満塁のピンチで右腕の松浦が先発左腕の西本を救援。暴投と二塁ゴロで1点差まで詰め寄られたが、最後の打者・岡崎を見逃し三振に仕留め「西本が疲れていたからいつでもいける準備はしていた。最後はエースらしいところを見せたかった」と誇らしげだった。

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2009年7月28日のニュース