【スノボ】木俣椋真が銀メダル獲得! “代表最年長”23歳「最後のチャンス」 不退転の決意実った

[ 2026年2月8日 04:35 ]

ミラノ・コルティナ冬季五輪 第2日 スノーボード   男子ビッグエア決勝 ( 2026年2月7日    リビーニョ・スノーパーク )

銀メダルに輝いた木俣の演技(AP)
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 スノーボード最初の決勝種目、男子ビッグエアが行われ、五輪初出場の木俣椋真(23=ヤマゼン)が銀メダルを獲得した。同種目では22年北京大会で女子の村瀬心椛が銅メダルに輝いたが、日本男子としては金メダルの木村葵来(21=ムラサキスポーツ)との「ワンツー」で初のメダル獲得となった。

 5日の予選は10位通過も、この日は試技1回目でバックサイドの1980(5回転半)を決めて86.25点と3位発進。2回目はスイッチバックサイドの1980を美しい着地でフィニッシュし、85.25点をマークして首位に浮上した。3回目で木村に抜かれて2位で迎えた最後の試技はバックサイドの2160(6回転)に挑戦したが、失敗で金メダルには届かなかった。

 五輪代表選考が始まった昨シーズン。木俣は開幕からW杯で一度も表彰台に立てず、直前の全日本選手権でもビッグエア、スロープスタイルの2種目いずれも表彰台を逃す極度の不振に陥った。高まる緊張感に耐えられず自滅していたが、昨年3月の世界選手権のビッグエアで起死回生の優勝。試技3回目にバックサイド1980(5回転半)を決めて95点を叩き出し、長谷川帝勝らを抑えて頂点に立った。

 2回目には同じ技を試みて転倒。鼻と口から出血した状態で、再び大技に挑んだ勇気の勝利だった。それでも本人は「(代表で)自分が一番下手。僕ができることは、だいたいみんなできる」と自覚する。男子スロープスタイル・ビッグエアの代表は全員が五輪初出場。最年長でもある23歳の木俣は22年北京五輪代表入りをあと一歩のところで逃しており、「思いは強い。年齢的にも最後のチャンスなので」と不退転の決意で初の代表入りをつかんだ。

 3歳でスノーボードを開始。当初は10年バンクーバー五輪代表の青野令や国母和宏に憧れてハーフパイプに取り組んでいたが、中2の時に転向し、順調に実力を伸ばしてきた。大きな挫折は北京五輪後の22~23年シーズン。強化指定を外れ、競技を続けるかどうか迷っていたが、両親や所属チーム社長の物心両面のサポートで現役を継続した。自費でW杯を回ると、23年1月には3シーズンぶりの表彰台となる2位に。五輪の舞台でも、感謝の気持ちを滑りで表現した。

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