船木和喜氏が解説 丸山の銅は快挙も「もったいなかったのは1本目の踏み切り。LHは非常に楽しみ」

[ 2026年2月8日 18:23 ]

丸山希の1本目のジャンプ(AP)
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 丸山の銅メダルは素晴らしいが、もっと上も狙えたと思う。もったいなかったのは1本目の踏み切り。大きな動作で力を伝えるはずが、小さくなった。プレダッツォのジャンプ台の特徴は、背後の山々から吹き下ろす追い風だ。そして、距離の出るジャンプの共通項は、飛び出したあとに浮き上がってくるスキーの動きの終わりと、身体の前傾姿勢の完了が同時になること。踏み切り動作の小さなミスと追い風という条件が重なり、ここにズレが生じたことで、距離が伸びなかった。

 空中で大きな浮力を得られるのが、丸山の特長だ。スキーと身体の位置関係で生み出すその浮力は、以前は前進を阻害する抵抗方向となっていたため、距離につながらなかった。だが、踏み切り直後の前傾角度が深くなり、空気の流れが変わったため、ブレーキがかからなくなり距離が出るようになった。

 武器が空中の浮力にあるということは、滞空時間の短いNHより、長いLHの方が丸山に合っていることは間違いない。混合団体はもちろんだが、最後のLHは非常に楽しみだと思う。(98年長野五輪スキージャンプ2冠)

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