【スノボ】21歳木村葵来が歴史的金メダル1号!3本目大逆転でビッグエア日本男子初&木俣椋真とワンツー

[ 2026年2月8日 04:37 ]

ミラノ・コルティナ冬季五輪 第2日 スノーボード   男子ビッグエア決勝 ( 2026年2月7日    リビーニョ・スノーパーク )

金メダルを首から掛け笑顔の木村(中央)と銀メダルに輝いた木俣(左)=AP
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 スノーボード最初の決勝種目、男子ビッグエアが行われ、五輪初出場の木村葵来(きら、21=ムラサキスポーツ)が1本目で89.00点、3本目で90.50点を獲得し計179.50点で金メダルを獲得した。木村は今大会日本選手団の金メダル1号。銀メダルの木俣椋真(23=ヤマゼン)とワンツーを決めた。同種目では22年北京大会で女子の村瀬心椛が銅メダルに輝いたが、日本男子としては初のメダル獲得となった。

 5日の予選を3位で通過し、この日は試技1回目でバックサイド1980(5回転半)をきれいに決めて89.00点でトップ発進。しかし、2回目はスイッチバックサイドの1800で尻もちをつき、4位に後退した。しかし、ラスト3本目で大技バックサイド1980を完璧に決め90.5点を叩き出し大逆転で金メダルをつかみ獲った。

 木村はウインタースポーツとは縁の薄い岡山出身ながら、父の影響で小さな頃からスノーボードに触れた。同時に本格的に取り組んでいたのが体操。今でも「強みはフィジカル」と体操で育んだ肉体が自慢だが、14年ソチ五輪を見たのをきっかけに、スノーボードを極めることを決意。岡山から屋外練習施設がある大阪まで毎週末通い、メキメキと頭角を現した。

 国内で実績を積み上げた後、18歳だった23年1月にW杯デビューし、3戦連続の表彰台。23~24年シーズンは未勝利ながらビッグエアでW杯種目別制覇と順調にステップアップしたかに見えたが、一昨年の9月に足首の脛腓(けいひ)じん帯を損傷。ハイレベルな日本男子の五輪代表選考レースを前に、大きく出遅れることになった。

 それでもリハビリのために通った国立スポーツ科学センター(JISS)で専門家の指導を受け、以前に増して強じんな肉体構築に着手。ギネス世界記録の6回転半を回す荻原大翔に単発のトリックでは見劣る分、回転方向のバラエティーと、何よりどんな状況でも着地を決める安定感は日本男子屈指のレベルに達した。今季のW杯5戦で一度も決勝進出を逃さず、初出場だった1月の冬季Xゲームでもビッグエアで銅メダルを獲得。代表争いの当落線上から真っ先に内定を手にし、さらにはメダル候補としてイタリアの地に乗り込んでいた。

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