【Wリーグ】富士通・町田が加入13年目の自身初Vに号泣「最高です」パリ五輪にも弾み

[ 2024年4月15日 23:03 ]

バスケットボール女子Wリーグプレーオフ ( 2024年4月15日    東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ )

<Wリーグ 富士通・デンソー>感極まる富士通・町田(右)(撮影・西海健太郎)
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 2戦先勝方式の決勝第3戦が行われ、富士通(レギュラーシーズン1位)がデンソー(同2位)に89―79で勝利し、2勝1敗で07~08年シーズン以来16季ぶり2度目の優勝を果たした。司令塔の町田瑠唯(31)は加入13年目で自身初のリーグ制覇。チーム最多18得点の宮沢夕貴(30)がプレーオフのMVPに輝いた。デンソーは悲願の初優勝を逃し、全日本選手権との2冠はならなかった。

 金の紙吹雪を浴びながら、町田がトロフィーを掲げた。両チーム最多37分20秒出場で、8得点9アシストを記録。5人が2桁得点した攻撃のタクトを振った。終了と同時に感極まって号泣。「最高です。13年間の思いとか、今まで関わってくれた人の思い、ファンの方々、家族もそうですけど、恩返しができたかなと思います。皆素晴らしかった」と実感を込めた。

 プレーオフは全6試合に出場し、1試合平均11・7アシスト。要所での得点も光り、この日も7点差に迫られた第3Qに3点シュートを沈めた。

 相手の意表を突くパスは唯一無二。21年東京五輪でアシスト王に輝いて銀メダルに貢献したが、同年9月に就任した恩塚監督の率いる日本代表の試合には一度も出ていない。昨年12月に左足首を負傷した影響もあり、パリ五輪切符を獲得した2月の世界最終予選も事前合宿までの参加だった。

 22年にはWリーグと日程のかぶらない米WNBAのミスティックスでもプレーした世界を知る司令塔。出場すれば3大会連続の五輪となるパリに向けても弾みがつく戴冠となった。

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