追い風生かせず…サニブラウン 10秒04でパリ五輪決定は持ち越し

[ 2024年4月15日 04:36 ]

ゲインズビルで行われた競技会の男子100メートルで、10秒04をマークしたサニブラウン(共同)
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 陸上男子のサニブラウン・ハキーム(東レ)が13日、米フロリダ州ゲインズビルで行われた競技会の100メートルに出場し、追い風1・7メートルの条件下で10秒04をマークした。全体4番目のタイムで、昨年の世界選手権覇者のノア・ライルズ(米国)が10秒01でトップだった。

 昨年の世界選手権で6位に入ったサニブラウンは、今季はパリ五輪の参加標準記録(10秒00)を突破した時点で日本陸連の定める選考基準を満たして代表入りが決まるが、今大会での決定はならず、次戦以降に持ち越しとなった。

 追い風1・7メートルの好条件を生かせなかった。今季2度目の100メートルに臨んだサニブラウンは持ち味の中盤以降に伸びず、花形種目で初の五輪切符はお預け。「(記録が)出る条件ではあった。くそみたいなレースをした。物凄くもったいない」と悔しさをあらわにした。

 初戦から10秒02、10秒04と出足は順調。勝負の夏を見据え、5月の世界リレー大会にも出場予定だ。「そのうち(代表に決まる10秒00は)勝手に出ると思っている。焦らずやるべきことをやっていければ」と自信を見せた。

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