【中嶋常幸の快説オーガスタ】松山 精神状態上向き 10位フィニッシュも

[ 2024年4月15日 01:00 ]

米子ゴルフツアー マスターズ第3日 ( 2024年4月13日    米ジョージア州 オーガスタナショナルGC=7555ヤード、パー72 )

通算5オーバーの松山英樹(AP)
Photo By AP

 第1組で出た松山は風も穏やかでグリーンも“朝イチ”の奇麗な状態の中で前半を回ることができた。好調を維持してオーガスタに乗り込んでいただけに、コンディションが良ければスコアは伸びる。同組でプレーしたのが、近い世代のファウラーだったことも良かった。リズム良く回れ、笑顔も見られた。精神状態は初日よりは良かったはず。71は不満かもしれないが、これでベスト10フィニッシュも見えてきた。

 上位のスコアは伸びなかった。前日ほどではないにせよ、風もありグリーンも乾いて速かった。コースの距離が昨年より長くなり、11番の右サイドが低く改修されるなど、細かな変化もあって難易度は高かった。

 優勝争いはシェフラーを中心にモリカワやオーベリ、ホーマらが対抗してくるのではないか。5打差のシャウフェレも3年前に松山と競り合って負けた悔しさを晴らそうと思っているはずだ。

 全英オープンと全米プロを制しているモリカワは、ここで勝てばグランドスラムに王手となる。アメリカンタイプのコースの攻略だけではなく、全英のような斜面を使うタフなゴルフもできる。プレーの幅は広い。タイガーもそうだが、全英で勝っている選手はオーガスタでは、他の選手より半歩リードしているとみている。(プロゴルファー)

続きを表示

この記事のフォト

「羽生結弦」特集記事

「テニス」特集記事

2024年4月15日のニュース