両国が史上初の新入幕Vを果たした110年前 1914年は年2場所だった

[ 2024年3月25日 05:30 ]

大相撲春場所千秋楽 ( 2024年3月24日    エディオンアリーナ大阪 )

インタビューで笑顔見せる尊富士(撮影・後藤 正志)
Photo By スポニチ

 史上初めて新入幕Vを飾ったのは両国で1914年夏場所だった。当時の大相撲は年2場所の開催。1月の春場所、5月の夏場所で10日間制が主流。優勝賜杯はなく、東西対抗戦の形式で幕内の勝利数が多い方に優勝旗が贈られた。

 夏場所は常陸山、太刀山、2代目梅ケ谷の3横綱が並び、「角聖」と称された常陸山は同場所限りで現役引退した。番付に載った力士数は606人で、今とほぼ変わらなかった。

 ▽1914年 1月12日に桜島が大噴火。1月末には対岸の大隅半島と陸続きとなった。7月28日にオーストリアがセルビアに宣戦布告したことをきっかけに第1次世界大戦が勃発。英国と同盟関係にあった日本も8月23日にドイツに対して宣戦布告した。日本は連合国への輸出が増大するなど大戦景気を迎え、戦争ごっこや「カチューシャの唄」などが流行する。8月25日にはNHK連続テレビ小説「ブギウギ」のモデルとなった歌手の笠置シヅ子が、9月27日に俳優の宇野重吉が生誕。12月20日に東京駅が開業した。また米大リーグではベーブ・ルースが投手としてレッドソックスでデビューした。

続きを表示

「羽生結弦」特集記事

「テニス」特集記事

2024年3月25日のニュース