【リーグワン】神戸は花園に大勝し、PO出場圏4位をキープ　女優の奈緒が勝利の女神

ラグビーリーグワン1部第11節   神戸60―17花園 （ 2024年3月24日    ユニバ ）

＜神戸・花園＞パスを出す神戸・松永（C）ジャパンラグビーリーグワン
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　各地で3試合が行われ、神戸は花園に60―17で大勝し、プレーオフ出場圏内の4位をキープした。WTB松永貫汰（24）が2トライを奪う活躍。昨季23点差をひっくり返されて敗れた相手に雪辱した。花園は開幕11連敗となった。

　雪辱を果たす大勝だった。昨季対戦で最大23点差をひっくり返されたのが花園。神戸は5点リードで折り返した後半にギアを上げた。9分、WTB松永のトライを号令に後半だけで計6トライ量産。終わってみれば43点差をつける圧倒に、レニー・ヘッドコーチは「フィニッシュの仕方は完壁。後半は自分たちが相手にプレッシャーをかけて得点に変えることができた」とうなずいた。

　この日は神戸製鋼所のイメージキャラクターを務める女優の奈緒が来場。応援を力に変え、松永は2トライと奮起した。試合後に奈緒からプレーヤー・オブ・ザ・マッチの表彰を受け、「きれいすぎて緊張して、あまり近づけなかった」と照れくさそうに笑った。

　阪神ダービーに快勝し、狙い通りに勝ち点5を獲得。7勝4敗でプレーオフ出場圏の4位をキープした。次節は勝ち点5差で追う3位・東京SGが相手だ。松永は「絶対に勝たないといけない」と闘志を燃やした。　（山手　あかり）

　《開幕11連敗…》花園はドロ沼の開幕11連敗を喫した。W杯フランス大会日本代表FBマシレワが前半25分にトライ。おなじみの「スネークポーズ」が飛び出すなど前半は粘って5点ビハインドで折り返した。ただ、後半に暗転。攻守で圧倒されて6トライを奪われるなど地力の差は歴然だった。連敗を抜け出せない厳しい状況だが、向井ヘッドコーチは「アタック面をもう少し修正し、次のゲームに向かっていきたい」と前を向いた。