【夏巡業立川立飛場所】初っ切り力士・栃満「みんなのおかげ」地元の歓声に感謝 アドリブで盛り上げた

[ 2023年8月2日 19:31 ]

巡業の人気企画「初っ切り」を披露する和歌桜(左)と栃満(撮影・前川 晋作)
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 大相撲夏巡業が2日、東京都立川市のアリーナ立川立飛で行われた。

 巡業など花相撲で行われる人気企画の一つである「初っ切り」は、三段目・栃満(28=春日野部屋)と和歌桜(28=春日野部屋)の2人が行った。栃満は立川市に隣接する国分寺市の出身。小中学生時代は立川練成館道場に通っており、名古屋場所で幕内優勝決定戦に進出した北勝富士(31=八角部屋)は道場の先輩にあたる。この日は道場の先生や後輩たちが訪れており、地元の関係者が多数見守る中で初っ切りを披露した。

 初っ切りの冒頭では、地元ならではのアドリブを取り入れた。観客の拍手に両手を挙げて応えるところを、いつもより長めにサービス。相方の和歌桜から「長いよ」と突っ込まれると「地元、地元」と笑いながら返して盛り上げた。

 地元・立川で初っ切りを披露するのは4年ぶり2度目。19年の夏巡業では、足立新田高の先輩にあたる栃佐藤(21年初場所限りで引退)と2人で行っていた。和歌桜とのコンビは昨年1月の花相撲から。昨年8月から巡業が復活し、初っ切りを披露する機会も増えてきた。「僕らがやっていることで笑ってくれて、拍手をいっぱいもらえるのがうれしい。みんなが楽しんでくれるとこちらも楽しくなる。みんなのおかげです」。普段から巡業で人気者の“初っ切り力士”はいつも以上に大きな拍手を浴び、地元の温かさをかみしめた。

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