【夏巡業立川立飛場所】琴ノ若「自分の相撲を貫く」新関脇濃厚の秋場所で大関獲り足固めへ

[ 2023年8月2日 17:25 ]

豪ノ山(右)と申し合い稽古を行う琴ノ若(撮影・前川 晋作)
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 大相撲夏巡業が2日、東京都立川市のアリーナ立川立飛で行われた。小結・琴ノ若(25=佐渡ケ嶽部屋)は幕内の申し合い稽古に参加し、関脇・若元春(29=荒汐部屋)らと計6番取って4勝2敗。もろ差しの速い攻めが目立った。

 名古屋場所では11勝を挙げて敢闘賞を受賞した。ここまで勝ち越しは継続しながらも8勝か9勝止まりが続いており、小結4場所目で初めての2桁勝利。「10番じゃなくもう一番積めたのは大きかった」と充実感を示しながらも「達成したつもりはない。だったら優勝しないといけないので」とさらなる好成績を見据えた。

 秋場所(9月10日初日、東京・両国国技館)では新関脇昇進が確実視され、大関獲りの足固めに挑むことになる。「なかなかチャレンジできることじゃないので、そこを目指してやっていく。考えすぎて硬くなってもダメなので、あくまでも自分の相撲を貫くことをしっかり」と平常心で臨むことを誓った。

 新関脇昇進を果たせば、父であり師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇・初代琴ノ若)の番付に並ぶ。「一つの目標だった」という地位をほぼ手中に収めた。「もう一つ上に、というか先代のところまで」。ゆくゆくは大関、そして祖父であり先代師匠の琴櫻と同じ横綱まで駆け上がることを夢見た。

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