山西利和 さまざまなレース経験を強みに 競歩日本代表が合宿公開

[ 2023年8月2日 04:49 ]

男子20キロ競歩で世界選手権に出場する(左から)古賀、池田、山西、高橋
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 陸上の世界選手権に出場する競歩の日本代表が1日、北海道千歳市で合宿を公開した。

 男子20キロで3連覇が懸かる山西利和(27=愛知製鋼)は「アスリートとして戦っていく以上、負けていい理由はない。当然今回も勝ちにいきたい」と決意を口にした。

 昨年以降は距離の長い35キロや、ポルトガルのレースに出場するなどして視野を広げてきた。「同じようなレースの流れを毎年し続ける精神的なマンネリを回避したかった」と振り返り「いろんなパターンを知った上でここにいる、というスタンスを取れる」と自信を見せた。

 世界陸上を仮想パリ五輪と位置付けており「開催時期、場所もヨーロッパ、朝の時間帯もそう。来年を見据えてシミュレーションになりやすい」と説明。「全部が思った通りではない」と現状を説明した京大出身の“IQウオーカー”は「コンディションやその都度の調整をうまくしながら当日を迎えられたら」と大会を見据えていた。

《池田向希、個人練習で磨いた》
 男子20キロで東京五輪、前回大会とも銀メダルの池田向希(25=旭化成)は新スタイルで頂点をうかがう。昨年10月から専任コーチを置かず、東京・味の素ナショナルトレーニングセンターを拠点に個人練習。「難しさもありつつ、その時の自分に合う練習、必要なものを体と相談できる」と手応えを口にした。2連覇中の山西が最大のライバル。「ベストコンディションで当日を迎えることが絶対条件。最大の目標は金メダル」と意気込んだ。

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