木村敬一 日本新で銀 パリ・パラリンピック出場枠獲得

[ 2023年8月2日 04:40 ]

男子50メートル自由形(視覚障害S11)で銀メダルを獲得した木村敬一=マンチェスター(共同)
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 パラ競泳の世界選手権が7月31日、英マンチェスターで開幕し、男子50メートル自由形(視覚障がいS11)の木村敬一(東京ガス)が日本新記録の26秒05で銀メダルに輝き、来年のパリ・パラリンピックで日本の同種目出場枠を獲得した。男子50メートル平泳ぎ(運動機能障がいSB3)の鈴木孝幸(ゴールドウイン)は50秒69で銅。今大会は個人種目2位以内に入った選手の国・地域がパリ・パラの出場枠を獲得し、日本は優勝者が代表に内定する。

 レジェンドの日本記録を23年ぶりに塗り替えた。男子50メートル自由形で木村が予選、決勝と日本記録を連発し、2位。「いい記録が出て日本に出場枠も入った。よろしいんじゃないでしょうか」と好スタートに満足げだった。

 16年リオデジャネイロ・パラリンピックで銀メダルに輝いた得意種目。だが、21個のメダルを獲得した河合純一さんが00年に樹立した日本記録を超えられずにいた。「科学も進歩し、水泳に集中できる環境ももらっているのに情けない」

 この1年で肉体は姿勢から見直し、下半身と体幹を鍛え上げてきた。「えらい時間はかかったが、河合さんにも喜んでもらえる」と息をついた。次は21年東京パラで優勝した100メートルバタフライ。「いい泳ぎをしたい」と金でのパリ・パラ代表内定を見据えた。

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