古江彩佳 ツアー2勝目へ好発進4差5位 5日で7戦の過密日程も「多く眠れたので体調は大丈夫」

[ 2023年6月3日 05:05 ]

米女子ゴルフツアー みずほアメリカズ・オープン 第1日 ( 2023年6月1日    米ニュージャージー州 リバティーナショナルGC=6671ヤード、パー72 )

18番、ティーショットを放つ古江(AP)
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 前週2位の古江彩佳(23=富士通)が4バーディー、1ボギーの69で回り、笹生優花(21=フリー)とともに5位の好位置につけた。首位とは4打差。西村優菜(22=スターツ)は70で12位、畑岡奈紗(24=アビームコンサルティング)は71で26位、勝みなみ(24=明治安田生命)は72で40位。65をマークしたローレン・ハートレッジ(25=米国)が単独首位に立った。

 古江は序盤で波に乗った。インから出て11番パー3で1・5メートルにつけると、12番は4・5メートル、13番は2・5メートルのパットを沈めて3連続バーディー。16番は左奥エッジからパターでねじ込んだ。後半は伸ばせず9番でボギーを叩いたものの「最後のボギーは悔しいけど、1日目としてはアンダーで回れたのは凄く良い」とうなずいた。

 前週のバンクオブホープ・マッチプレーを2年連続2位の好成績で終えると、夜行便でラスベガスから東海岸に移動。5日で7戦をこなす過酷な日程で疲労が残ったため週明け29日はコースを訪れたが、練習せず午後は睡眠に充てた。「さすがに1日では回復しなかったので、火曜日もいっぱい寝た。昨日も多く眠れたので体調は大丈夫」と笑った。

 フェアウエーキープ率78・6%、パーオン率66・7%とショットの安定感は相変わらず。首位とは4打差。ツアー2勝目へ期待が膨らむ好発進。「先週と同じように振れている。明日もしっかり集中して良いショット、パットができればいい」と自信をにじませた。

 《笹生 新アイアン&パター効果で5位発進》5バーディー、2ボギーで5位発進の笹生は「全体的に安定していた。ティーショットもセカンドもまあまあ。パットは良いところも悪いところもあったけど、結果につながった」と頬を緩めた。今大会から新しいアイアンとパターを投入した。「成績で分かるように感触はいい」と言う。国別対抗戦インターナショナル・クラウンを除き直近4大会で予選落ちと苦戦が続く。「楽しんで、やることをしっかりやりたい」と自らに言い聞かせた。

 《西村 前半2オーバーも巻き返し後半4バーディー》2オーバーで前半を終えた西村は後半のアウトで巻き返し、70で12位だった。3番、4番で3メートルのパットを沈めるなど4バーディーを奪い「2オーバーまで行ったけど、何とか戻そうという気持ちでプレーできた。そこは成長かな」と胸を張った。リバティーナショナルGCはマンハッタンを望む景色の美しいコース。西村は14番がお気に入り。「凄く奇麗でティーグラウンドに上がると、凄いと思います」。心の余裕も好スコアを後押しした。

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