女子100m障害Vの寺田 順位誤表示に苦言「人生に関わることもある」福部と同じユニホームが原因?

[ 2023年6月3日 18:49 ]

陸上・日本選手権第3日 ( 2023年6月3日    大阪・ヤンマースタジアム長居 )

<陸上日本選手権>女子100メートル障害決勝で、一度は1位と表示され、号泣する福部(右から2人目)を慰める寺田明日香(左から2人目)と青木益未(右)(撮影・平嶋 理子)
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 女子100メートル障害は、元日本記録保持者の寺田明日香(ジャパンクリエイト)が2年ぶり5度目の優勝を飾った。向かい風1・2メートルの条件で12秒95だった。

 上位4選手が横一線でゴールに飛び込む大激戦。レース直後、速報を示す電光掲示板には福部真子(日本建設工業)に優勝と表示された。だが、その後に寺田の優勝、福部は0秒04差の4位で確定。泣き崩れる福部を寺田は優しく抱きしめた。

 福部は今大会で3位以内なら、世界選手権代表に決まっていたが、4位のためお預けとなった。

 寺田と福部はともにアディダス社のユニホームを着用。寺田はレース直後の場内インタビューで「選手もショックを受けちゃうので、しっかり見て判断していただけたらと思う」とし、その後の取材エリアでは「本当に選手はその時々で、人生に関わることもある。(福部と)同じのを着ているので難しかったかもしれないけど、これはちゃんとやってもらえたらうれしい」と話していた。

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