寺田明日香 100m障害で2年ぶり日本一も苦言「しっかり見て判断して」電光掲示板で順位誤表示の大失態

[ 2023年6月3日 17:23 ]

陸上・日本選手権第3日 ( 2023年6月3日    大阪・ヤンマースタジアム長居 )

<陸上日本選手権>女子100メートル障害決勝で、優勝を果たした寺田明日香(撮影・平嶋 理子)
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 女子100メートル障害は、元日本記録保持者の寺田明日香(ジャパンクリエイト)が2年ぶり5度目の優勝を飾った。向かい風1・2メートルの条件で12秒95だった。

 強くなった“ママさんハードラー”が日本一に返り咲いた。21年東京五輪に出場し、昨年5月のセイコーゴールデングランプリを最後に充電期間に入った。「五輪が終わって疲れたな、というのはどうしてもあった」。その期間は徹底的な走力アップに着手。体幹を意識した効率の良い走りが可能となった

 5月には自己ベストの12秒86を連発。確かな手応えをつかみ、12秒73の日本記録を持つ福部真子(日本建設工業)ら12秒台が5人そろったハイレベルのファイナルを制した。

 ただ、大接戦となったゴール直後、電光掲示板には順位が誤って表示され、当初は優勝とされた福部真子(日本建設工業)が正式結果は4位となる、運営上の致命的なミスがあった。

 寺田は優勝インタビューで開口一番、「選手もショックを受けちゃうので、しっかり見て判断していただけたらと思う」と苦言を呈した。

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