【陸上日本選手権】女子やり投げ・斉藤真理菜、涙の5年ぶりV 北口榛花に感謝も「ここで終われない」

[ 2023年6月2日 21:49 ]

陸上・日本選手権第2日 ( 2023年6月2日    大阪・ヤンマースタジアム長居 )

<日本陸上競技選手権>斉藤真理菜(左)と抱き合う北口(撮影・平嶋 理子)
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 女子やり投げが行われ、斉藤真理菜(スズキ)が5年ぶり2度目の優勝を飾った。

 雨が降りしきる悪天候の中、1投目で59メートル63をマーク。5投目で61メートル14を投げて北口榛花(JAL)の記録を上回り、今大会唯一の60メートル超えで戦いを制した。

 「最後まで諦めずにできたこと。周りを気にせず、自分に集中して投げ切れたことが良かったと思います」

 17年の世界選手権ロンドン大会に出場した実力者だが、近年はケガなどに苦しみ、その日々や周りのサポートを思い出して取材エリアでは涙を流した。昨年は北口が世界選手権で銅メダルを獲得するなど、日本女子やり投げ界をけん引。その活躍に刺激を受ける一方、競技者としての悔しさもあった。

 「素直に“おめでとう”という気持ちと、全体的に日本のレベルも上がってきているので、彼女に対して感謝の気持ちもあった。でも、それだけで終わってはいけない。私もそうですけど、ほかの選手ももっと投げられる可能性を持っている。こんなところでは終わっていられないです」

 5年ぶりに日本選手権を制した27歳が、さらなるビッグスローを追い求めていく。

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