自転車・梶原悠未が母校訪問「夏休みの宿題は3日で全部やった」に児童大歓声 ヘルメット80個を寄贈

[ 2023年6月2日 13:14 ]

母校の和光市立第五小を訪れ、後輩たちと校歌を歌う梶原悠未
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 自転車トラック女子オムニアムで東京五輪銀メダルの梶原悠未(TEAM Yumi)が2日、母校の埼玉・和光市立第五小を訪問し、オージーケーカブト社製の自転車用ヘルメット80個などを贈呈。約620人の後輩児童との交流を楽しんだ。

 あす6月3日は世界自転車デー。国内では4月から自転車乗車時のヘルメット着用が努力義務化されたこともあり、今回の母校訪問が実現した。競技時はもちろん、プライベートでも必ずヘルメットを着用するという梶原は、児童を前に「競技では時速65キロくらい出る。65キロで転ぶと、5メートルくらい体が飛ぶ。今年は大ケガをしたが、その時にヘルメットを被っていたから、頭を守り、命を守れた」と熱弁。自らの体験を交え、ヘルメット着用の重要性を訴えた。

 競技用自転車でのデモンストレーションや質問コーナーなどで約1時間、児童と交流した梶原。小学校時代のエピソードとして「夏休みは宿題を最初の3日間で全部やった。計画的にやることを学んだことで、五輪選手になれた」と話すと、児童からは感嘆の声が上がった。

 小中学校時代は水泳に打ち込みながらも一度は挫折し、高校から自転車競技に転向して五輪メダリストになった。「途中で壁に当たることがあるが、夢の実現に向けてステップアップするための壁。諦めなければ、必ず達成できる」と後輩たちに訴え、卒業以来13年ぶりに訪れた母校で温かい拍手を浴びた。

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