松山英樹 池ポチャ2回も会心イーグルで挽回 イーブンパー33位「良いショットの前触れみたいなものが」

[ 2023年6月2日 10:18 ]

米男子ゴルフツアー メモリアル・トーナメント第1日 ( 2023年6月1日    オハイオ州 ミュアフィールドビレッジGC=7571ヤード、パー72 )

13番、松山のバンカーからの力強いショット(AP)
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 14年大会覇者の松山英樹(31=LEXUS)は1イーグル、2バーディー、2ボギー、1ダブルボギーのイーブンパー、72で回り33位で発進した。ホールアウト後、中継局ゴルフネットワークのインタビューに答え「良いショットもでてきたし、パットもミスもあったけど、そんなにひどいパットをすることなくできたのは良かった」と納得の表情で振り返った。

 メジャー18勝のジャック・ニクラウスがホストを務めるメモリアル・トーナメント。松山にとっても9年前に米ツアー初優勝を飾った思い出の大会。予選ラウンドは歴代優勝者パトリック・カントレー、ビリー・ホーシェルと同組になった。

 出だしの1番で6メートルのパットを沈めて幸先よくバーディーを奪った。3番は池越えの第2打を1メートルに付けて2アンダーに伸ばした。ティーショットを右に曲げた6番で最初のボギーを叩いたものの、1アンダーで折り返した。

 悔やまれるのは11番と12番。11番パー5はティーショットを左の小川に落としてボギー。続く12番パー3は第1打がわずかにグリーンに届かず、手前の池に入ってダブルボギー。2ホールで3つスコアを落とし2オーバーに後退した。

 しかし、そこから崩れなかった。15番パー5ではスーパーショットを見せる。残り239ヤードの第2打をピン30センチにぴたり。会心のイーグルでイーブンパーに戻し「ティーショットは良くなかったけど、セカンドは完璧だった」とうなずいた。

 最終18番は第2打がピンを直撃し、グリーン左のラフに転がり込む不運な一打となったが、しっかり寄せてパーで切り抜けた。

 この日はフェアウェーキープ率は71・43%(ランク16位)とまずまずだったが、パーオン率が50%(ランク51位)に低迷した。それでも「良いショットの前触れみたいなものが、ミスしながらも出てきているのは良かった」と話すなど感触は悪くない。

 首位と5打差。上位進出を目指す2日目へ。「今日みたいなゴルフができたら」と前を向いた。 

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