東京SG 東京ベイに今季3戦全敗 レッドカード、ビデオ判定6度、“幻のトライ”…流大「残念」

[ 2023年5月14日 19:33 ]

ラグビーリーグワン・プレーオフ準決勝   東京SG18―24東京ベイ ( 2023年5月14日    東京・秩父宮ラグビー場 )

<東京ベイ・東京SG>最後のプレーのTMOの間、トライを確信する東京SGと不安そうにビジョンを見る東京ベイの選手たち(撮影・篠原岳夫)
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 準決勝の残り1試合が行われ、レギュラーシーズン3位の東京SG(旧サントリー)は同2位の東京ベイ(旧クボタ)に18―24で逆転負けを喫した。今季はレギュラーシーズンも含めて東京ベイに3戦全敗。ビデオ判定「テレビジョンマッチオフィシャル(TMO)」で明暗が分かれた。

 3度目の正直とはならなかった。前半5分、ロックのツイ・ヘンドリックが危険なプレーによりレッドカードで退場。数的不利の状況となったが、WTBテビタ・リーのトライなどで10―7とリードで折り返した。

 後半16分に逆転されたが、13―24の同40分にSOアーロン・クルーデンが執念のトライ。6点差まで詰め寄り、逆転ムードが漂った。

 試合は続き、ラストプレーは後半40分を告げるホーンから約6分後。敵陣左ゴール手前でラインアウトの好機からモールで押し込んだ。東京ベイの選手と密集を形成したままインゴール左隅へ。トライ!と思った選手たちはガッツポーズした。だが、レフェリーはTMOに持ち込んだ。判定は「グラウンディング確認できない」。トライは認められず、その瞬間にノーサイドとなった。

 この日は計6度のTMOがあり、試合終了はキックオフから約2時間後。SH流大はラストプレーの判定に悔しさをにじませつつ「残念だけどレフェリーの言うことが全て。自分たちの持てる全てを出し切ったので仕方ない」と受け止めた。

 レッドカード、TMO、“幻のトライ”…。田中澄憲監督は「振り返るのが難しい、それくらい白熱したゲームだった」と静かに話した。

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