女子バレー・2部降格のヴィクトリーナ姫路「チーム内の不和が感じられた」電撃監督交代の理由説明

[ 2023年4月14日 15:10 ]

会見でボードを使って今季と来季について語る姫路の橋本明社長
Photo By スポニチ

 バレーボール・Vリーグで2部に降格したヴィクトリーナ姫路が14日、姫路市内で「謝罪会見」を開いた。

 22―23年シーズンを5勝28敗の最下位で終え、今月8~9日に行われた入替戦に敗れて2部降格が決定。メディアに対して「謝罪会見」として告知された会見には、壇上に橋本明社長が上がり、入替戦直前の監督交代について理由を説明した。

 「残るためには現状を変えようと。チーム内の監督、チームスタッフ、選手が一枚岩にならないと勝てないが、リーグの終盤にチーム内の不和が強く感じられた。選手やスタッフにヒアリングをして、不和を解消するのが難しい状況で。入替戦の前に監督を代えるのはリスクがあったが、代えることになった」

 リーグ戦終了後に安保澄監督が退任し、入替戦前に高橋駿コーチが監督に昇格。1部に踏みとどまるために大きな決断を下したが、思うような結果は得られなかった。その責任を重く受け止め、16年の立ち上げからチームの先頭に立ってきた橋本社長は5月いっぱいで退任する。

 「全ての責任を考えた時に、チームやスタッフ、フロントスタッフを見ても、勝てる可能性を感じていた中で、一体となってまとまりきれず、シーズンを通して迷走していた。成績も含めて、全責任は私にあると認識している。5月末で社長を辞任させていただくことになりました。今回の結果を受けて、経緯も踏まえて、このような形にさせてもらいます」

 後任に関しては、6月から始まる新体制で発表を予定。以前は監督を務めていた元日本代表の竹下佳江さんが、現在はエグゼクティブアドバイザーを務めている。

続きを表示

2023年4月14日のニュース