11歳の松本雪聖が予選に続き準決勝も1位突破　スケボーマイナビ日本OP女子ストリート

スケートボードマイナビ日本オープン第3日 （ 2023年4月14日    茨城・ムラサキパークかさま） ）

＜スケートボードマイナビ日本オープン第3日＞女子ストリート準決勝のベストトリック5本目に成功し、思わずガッツポーズを繰り出す松本雪聖
Photo By スポニチ

　女子ストリート準決勝で、予選を1位突破していた松本雪聖（いぶき、11）が合計199・64点で1位となり、決勝進出を決めた。東京五輪銅メダルの中山楓奈（17＝ムラサキスポーツ）は174・65点の4位で通過した。大会は今年最後の強化指定選手選考会となる。

　小6の松本が、絶対的な安定感とスピード感あふれるトリックで魅了した。45秒間で様々なトリックを組み合わせるランでは、女子で唯一の70点台を1、2本目ともに揃えて他を圧倒。ベストトリックでは1本目に62・97点をマークすると、3本目からは4カ月間練習を積んできたという、回転してからレールに飛び乗り滑り下りる大技にトライ。失敗を繰り返したが、ラストチャンスの5本目に成功して62・79点をマークし、「自分の中で一番難しいトリック。今できることをやった。1位になれるとは思わなかった」と振り返った。

　決勝はあす15日に行われる予定だったが、天候不良で16日への順延が決定。ただし16日の天候も雨の予報で、キャンセルとなった場合は準決勝の結果が最終結果となる。その点も織り込み済みで、準決勝で惜しげもなく高難度の技を披露した松本は、「日本一になれば初めて。もっと練習して、世界一になるのが目標」と話した。