渋野日向子 一時首位も…6番痛恨トリプル「悔しい…ずっこけショック」 3差暫定7位発進

[ 2023年4月14日 04:40 ]

米女子ゴルフツアー ロッテ選手権第1日 ( 2023年4月12日    米ハワイ州 ホアカレイCC=6573ヤード、パー72 )

9番グリーン、キャディにボールを渡す渋野(AP)
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 昨年2位の渋野日向子(24=サントリー)が6バーディー、1トリプルボギーの3アンダー、69で暫定7位につけた。暫定首位と3打差。畑岡奈紗(24=アビームコンサルティング)は68で同3位。原英莉花(24=NIPPON EXPRESSホールディングス)、勝みなみ(24=明治安田生命)は72で同38位。フリダ・キンフルト(23=スウェーデン)ら2人が66で同首位に並んだ。1人が日没で競技を終了できず、サスペンデッドとなった。

 69の好スコアをマークしたものの、渋野の表情は曇りがちだった。「凄く悔しい。良いスタートが切れたし、その後も安定したゴルフはできたけど、1ホールでずっこけてしまったのでショックです」と唇をかんだ。

 強風の中、正確なアイアンショットを武器にバーディーを量産した。インから出て10番でバーディー発進。14番では1メートルにぴたり。18番パー5は2打でグリーン奥まで運び2・5メートルに寄せてスコアを伸ばした。後半の1番は3メートル、2番は2・5メートル、3番は2メートルにつけて4連続バーディーで単独首位に浮上した。

 ところが、好事魔多し。6番パー4で落とし穴にはまる。ティーショットがフェアウエー右に広がる池でしぶきを上げた。「当たった瞬間に“終わった”という感じ。5番で右に球が出て、それが続けて出てしまった」。

 痛恨の一打でリズムを失う。ティーイングエリアから打ち直した第3打は左ラフへ。第4打はグリーン奥にこぼれた。アプローチのミスも重なり6オン1パット。自身今季初のトリプルボギーでトップから滑り落ちた。

 それでも1年前にキム・ヒョージュ(韓国)と最終組で優勝争いを演じ2位に入ったコースで、暫定首位と3打差の好発進。15ホールでパーオンに成功し、パット数29と内容にも手応えが残るだけに「チャンスについたところは結構ものにできた」とうなずいた。

 第2ラウンドに向けて「明日もかなり風が吹くと思うので、しっかり集中して4日間できるように頑張りたい」と言い残し、練習場へ向かった。 

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