造形美&安心感が魅力!米国生まれのパターが日本で登場

[ 2023年4月14日 05:00 ]

ブレード型の「ベルエア X」
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 米国のシャフトメーカー「LA GOLF」がパターの製造販売に正式参入した。同社は今年、パターメーカー「SIK GOLF」を吸収合併。「LA GOLF」のカーボン製造技術と「SIK GOLF」のパター作りのノウハウが融合したことで、他にはできないパターが出来上がった。今月、2モデルが日本で発売される。

 高い技術が交われば、さらに高性能のものが生み出される。「LA GOLF」の新パターは、まさに技術が集約された逸品だ。
 
 同社の名が知れ渡ったのは、タイガー・ウッズ(47=米国)が使用していたマトリックスシャフトを買収してから。開発にあたってはブライソン・デシャンボー(29=米国)、ダスティン・ジョンソン(38=米国)ら多くのツアープロと意見交換し、革新的な独自のシャフトを製造してきた。それが米ツアーの多くの選手に好まれている理由になっている。
 
 日本に上陸するのはブレード型の「BEL-AIR(ベルエア) X」とマレット型の「MALIBU(マリブ) X」の2モデル。数十の積層カーボンを高圧で焼き固めたカーボンブロックを削り出し、他にはできないカーボンボディーを実現した。カーボンは比重が軽いためウエートを最適な位置に配置することが可能になり、他社に比べ大きな慣性モーメント値を実現できた。フェースは303ステンレス、シャフトはソリッドな打感のLA-P135カーボンを使用している。積層カーボンを削り出すため、大理石のような波紋が美しく、ビジュアルにも優れている。
 
 「SIK GOLF」の吸収合併で最大のメリットとなったのが独自の特許技術「DLTテクノロジー」を得たことだ。これはフェース面のロフト角をソール側からクラウン側に向けて、1度から4度まで1度刻みで徐々に上げてミーリングする技術。ストロークが上から入った場合はロフト4度の面が当たり、下から入った場合はロフト1度の面が当たるので、打点の高さに関わらず安定した順回転を生む。
 
 日本の輸入元・KEIプランニングの竹渕幸夫代表は「パターのトップやテンプラを解消してくれます。どんな時にも安定した転がりのボールを打てるので、安心感がほしいゴルファーにオススメです」と力を込めた。
 
 レングスは各モデルとも33、34、35インチをラインアップ。希望小売価格は「ベルエア X」が11万5000円、「マリブ X」が11万9000円。いずれも税別。

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