アイスダンス“かなだい”熱狂のオペラ座「いろいろなものが運命的」FD自己新締め

[ 2023年4月14日 18:36 ]

フィギュアスケート世界国別対抗戦第2日 ( 2023年4月14日    東京体育館 )

<フィギュア国別対抗戦第2日>アイスダンス・フリーダンス、演技をする村元哉中、高橋大輔組(撮影・小海途 良幹)
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 アイスダンスのフリーダンス(FD)が行われ、暫定2位の日本チームの“かなだい”こと村元哉中、高橋大輔組(関大KFSC)は自己ベスト(115・95点)を更新する116・63点で5位だった。日本チームは2位をキープした。村元は「大きなミスなくまとめてベストが出てうれしい」と話し、高橋も「本番になると演技に入り込むことができた」と振り返った。

 高橋がシングル時代の07年世界選手権で銀メダルを獲得した思い出の場所で、当時のフリーと同じ「オペラ座の怪人」を熱演。最高のレベル4だった序盤のリフトからエレメンツごとに拍手が沸き起こり、演技後は万感のガッツポーズだった。高橋は「絶対良い思い出にしたい気持ちが強かった。自分にとっては最高の思い出になった演技ができて良かった」と笑った。

 マリナ・ズエワ・コーチの提案で今季演じることになった「オペラ座の怪人」。村元も高橋の演技が印象に残っていた演目で、この日の公式練習後には高橋の当時の映像を見返したという。「凄いなといろいろ感動していました。幸せな4分間でした」と村元。「記憶に残る演技がしたいというのがスケート人生の目標だった。それができたかなと、挑戦して良かった」と感慨に浸った村元は「大変なこともうれしいことも2倍になる。競技を続けて良かった」とも語った。

 先月の世界選手権で出した自己ベストをさらに更新する会心の演技。高橋は「オペラ座は自分たちが求めてのスタートではなかったので、いろんな意味で、いろいろなものが運命的だった。僕にとっては思い出のある場所でまた最高の演技ができたのは、凄くうれしい。ここに来るためにこうしてあったのかなと感じちゃうかなと」と明かした。

 今大会中は日本チームの応援に専念し、来季以降について高橋は「この後アイスショーが続いて、イベントがあったり。その間に来シーズンのことは考えていこうと思う」とした。

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