21歳宇喜多 プロ転向初戦で首位タイ発進 戦国大名の末裔!?「自分のゴルフ」で下克上V狙う

[ 2023年4月14日 04:47 ]

男子ゴルフツアー関西オープン第1日 ( 2023年4月13日    大阪府 泉ケ丘CC=7051ヤード、パー71 )

1番、ティーショットを放つ宇喜多飛翔(撮影・井垣 忠夫)
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 ルーキーの宇喜多飛翔(つばさ、21=大阪学院大)がプロ転向後のツアー初戦で、8バーディー、1ボギーの64をマークし、永野竜太郎(34=フリー)と並んで首位発進した。プロ初戦で優勝すれば、日本ゴルフツアー機構(JGTO)発足の1999年以降で、松山英樹の2試合目を超える最速記録となる。石川遼(31=CASIO)は69で19位につけた。

 ルーキーがプロ転向後の初戦で好スタートを切った。インスタートの10、11番で幸先よく連続バーディー。前半は6つ伸ばして折り返した。後半は4番で1打目をOBとして初ボギーを叩くなど我慢が続いたが、9番パー5で狙い通りのバーディー。首位に並んで初日を終えた。14年の東建ホームメイト・カップで大堀裕次郎がプロ初戦の初日で首位に立ったことがある。宇喜多は「パッティングがよかった」とうなずいた。

 現在は大阪学院大の4年生。岡山県和気町出身で、戦国武将・宇喜多秀家の末裔(まつえい)の可能性があるという。「おそらく。途中までは調べて最終的には分からない」と笑う。昨年のファイナルQTでは、トップと1打差の3位で最終日を迎えるも、77とスコアを崩してQTランクは35位。今季出場できる試合は限られているが、その中で絶好のチャンスが訪れた。「自分のゴルフをしていければ」。宇喜多氏は下克上で戦国大名となった。日本人選手プロ転向後の最短記録となる、プロ初戦での下克上Vを目指す。

 ◇宇喜多 飛翔(うきた・つばさ)2001年(平13)5月16日生まれ、岡山県和気町出身の21歳。父の影響で10歳からゴルフを始める。岡山・関西高―大阪学院大。昨年の関西オープンでは7位に入り、ローアマ獲得。同年8月に日本学生で優勝し、同年12月にプロ転向。ファイナルQTでは首位と1打差の3位で最終日を迎えるも、77を叩きQTランク35位。1メートル77、83キロ。

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