ネッツがピストンズに15点差で勝利 無条件プレーオフ進出へ残り2試合でM1 渡辺は3P2本を成功

[ 2023年4月6日 10:28 ]

ピストンズのデュランをかわしてシュートを放つネッツのディンウィディー(AP)
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 東地区全体6位のネッツは5日、敵地デトロイト(ミシガン州)でピストンズを123―108(前半74―57)で下して44勝36敗。この日試合のなかった7位ヒート(42勝37敗)に1・5ゲーム差をつけ、ヒートとの直接対決で今季3戦全勝としているため、プレーオフに無条件で進出できる6位の座を確保するためのマジックは残り2試合で「1」となった。

 ミケル・ブリッジズ(26)がチーム最多の26得点をマークし、ニック・クラクストン(23)は19得点と7リバウンド、3ブロックショット。スペンサー・ディンウィディー(29)は6得点ながら自己最多の16アシストを稼いだ。ベンチから出たジョー・ハリス(31)は、3点シュートを8本中6本を成功させた第1Qに全18得点を記録。ネッツは第3Q序盤で最大19点をリードしながら、その後4点差まで詰め寄られたが逃げ切った。

 渡辺雄太(28)は第1Qの9分43秒にチーム9人目の選手としてコートに登場。第2Qの1分59秒にはセス・カリー(32)のパスを受けて右サイドから3点シュートを成功。後半は第4Q残り1分5秒からの出場だったが、それでも右のコーナーからこの日2本目の3点シュートを沈めた。結局、今季出場56試合目となったピストンズ戦では7分のプレータイムで3点シュートを3本中2本成功させて6得点と1リバウンドをマーク。すでにNBAの日本人選手最多となっている3点シュートの成功本数は58(試投128)となった。成功率は前日までの44・8%から45・3%に上昇。これも昨季ウィザーズで44・7%(123本中55本)をマークした八村塁(25=現レイカーズ)の“日本記録”を残り2試合となった段階で上回っている。

 リーグ全体で最下位となっているピストンズは、3月13日の白星(対ペイサーズ=○117―97)を挟んで2度目の11連敗を喫して16勝64敗。シーズン途中でマジックから移籍してきたR・J・ハンプトン(22)がベンチから出てチーム最多の27得点、ドラフト全体5番目に指名された新人ガードのジェイデン・アイビー(21)が先発して23得点と10アシストをマークしたが第4Qでネッツに振り切られた。

 1968年に82試合制となってからのピストンズの最少勝利数は1979年シーズンの16勝(66敗)。チーム・ワースト記録に並ばないためには残り2試合で1勝することが必要になっている。

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