春場所で優勝争いの小結・琴ノ若が抱負「三役での2場所は勉強になった。強さを出せる力士になりたい」

大相撲春巡業 （ 2023年4月6日 ）

取材に応じる琴ノ若
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　大相撲春巡業が6日、福井市で行われた。朝稽古では、小結・琴ノ若（25＝佐渡ケ嶽部屋）が6番取って4勝2敗。合口の悪かった関脇・豊昇龍にも圧力をかけて押し出すなど自身の良さを生かす取り口が目立った。「差せなくても対応できるように、しっかりと体を動かせるようにと。多くは考えすぎず瞬間的なところだけを意識した」

　春場所は優勝争いに加わりながら13日目から3連敗で9勝に止まった。「終盤の内容が悪かったし、自分の弱さも出た。修正しないといけない。体の大きさ、攻めの相撲を徹底し、そこを重点的に鍛えていきたい」と夏場所への課題を口にする。

　新小結だった初場所は初日から4連敗を喫した。堅さもあったというが、春場所は修正できたという。「三役での2場所は勉強になった。責任も感じながら土俵に上がり、強さを出せる力士になりたい」と力を込める。先場所で果たせなかった三役での2桁勝利には「（終盤の3連敗は）悔しいし、実感を持ってやらないといけない。自分の相撲を取れることを心がけてやっていければ結果はついてくる」と前向きに話した。