【中村泰輝と一問一答】「一日でも早く関取になって恩返ししたい」二所ノ関部屋入門会見

[ 2023年4月6日 18:33 ]

新潟県糸魚川市の海洋高で、桜と山をバックにポーズを取る中村泰輝(撮影・前川 晋作)
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 日体大を3月に卒業した昨年のアマチュア横綱の中村泰輝(22)が6日、母校である新潟県糸魚川市の海洋高で師匠の二所ノ関親方(元横綱・稀勢の里)同席の下、入門会見を行った。

 ――中高6年間を過ごした新潟で会見できることについて

 「育ててもらった新潟でこうやってお祝いされるのはうれしいことですし、明日から頑張ろうという気になります」

 ――地元の石川県ではなく中学進学時に新潟を選んだ理由は?

 「何かを犠牲にしないと強くなれないと思っていた。石川県にも強い学校はいっぱいあるけど、友達もいない新潟に来て四六時中365日相撲に集中できる環境がここだった。全部一からで白紙の状態からスタートしていくということで新潟の学校を選びました」

 ――能生中、海洋高で過ごした6年間は今どのように生きている?

 「中学1年から新潟に来て(当時は)全国で目立つ存在ではなかったので、この6年間がなかったらこうやって大勢の前で会見もできていないです。新潟を選んで本当によかったなと思いますし、この6年間があったから今があると思います」

 ――中高6年間で思い出に残っていることは?

 「毎日キツかったけど田海先生(海洋高相撲部総監督)の奥さんが作るご飯が凄くおいしくて、稽古でヘトヘトになっても帰ってからのご飯が至福で最高だったなという思い出があります」

 ――地元の石川県への思いは?

 「石川県は相撲が盛んなところで、帰省する度に金沢駅にある遠藤関、炎鵬関、輝関の等身大パネルをずっと見ていて、僕も早くその横に並べるような存在になりたいと思っています」

 ――両親への思いは?

 「6年間プラス大学4年間、僕のわがままで新潟に行きたいというのも文句言わずにいてくれたので感謝しかないです。早く上(の番付)に行って親を楽させてあげられるような人になれればと思います」

 ――日体大での4年間で強くなれたところは?

 「たくさん外の景色を見て今までやったことのないトレーニングをやったり。一番は、斎藤先生の下で相撲を教えてもらってかわいがってもらって自分は成長できたかなと思います」

 ――力士としての今後の目標は?

 「一日でも早く関取になって恩返ししたいのが一番です」

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