織田信成「さらに火がついた」来季も現役続行へ 全日本選手権目指す

[ 2023年1月30日 17:12 ]

成年男子フリーの演技を終え、キス&クライで得点を待つ織田信成(右)
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 成年男子フリーが行われ、昨年11月に現役復帰を果たした10年バンクーバー五輪7位の織田信成(大阪・大阪スケート倶楽部)は138・89点、合計201・46点だった。

 「もののけ姫」を情感たっぷりに演じ、冒頭の4回転トーループで転倒するなどミスもあったが、トリプルアクセルや後半のフリップ―トーループの連続3回転などを決めた。前日のSPと連日での演技を終えた35歳は「若人と一緒に滑るのは楽しい」と笑顔。「力不足を痛感した。試合で100%出せる練習をやっていかなと」と課題も口にした。

 「来季も競技者としてやりたい。国体だけではもったいない。さらに火がついた。どこまでできるかわからないが、(マラソンの)キプチョゲ選手のように30代後半で最高のパフォーマンスをしている選手もいる」と現役続行を明言。来季は国内最高峰の舞台、年末の全日本選手権がターゲットで「そのつもりで頑張りたい」と力強く言った。

 国体に向けて練習を積んでいく中で現役続行への思いが強くなり、「ハアハア言ってる自分、いいなと。生きてるなと思った。もう少し時間があればどこまでいけるか知りたい」と意欲的。4回転トーループの精度だけでなく、他の種類の4回転習得にも挑戦していくという。

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2023年1月30日のニュース