元幕内・豊響 断髪式で“天国からの祝電”に涙 「一人でも多く強い力士を育てていきたい」

[ 2023年1月30日 04:22 ]

豊響引退山科襲名披露大相撲の断髪式で、山科親方(元豊響)のまげにハサミを入れる照ノ富士
Photo By 代表撮影

 21年6月に引退した大相撲の元幕内・豊響の山科親方(38=境川部屋)の引退相撲が29日、東京・両国国技館で行われ、横綱・照ノ富士ら約400人が出席した。

 断髪式で21年4月に亡くなった弟弟子の元三段目・響龍(本名・天野光稀)さん(享年28)の「天国からの祝電」が読み上げられると涙が止まらず。師匠の境川親方(元小結・両国)に大銀杏(おおいちょう)を切り落とされ、力士生活に別れを告げた。

 05年初場所で初土俵を踏み、激しいぶちかましからの突き押しで「平成の猛牛」の異名を取った。「(周囲に)感謝しかない。一人でも多く強い力士を育てていきたい」と抱負を述べた。

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