有森裕子氏 同郷・岡山の“スーパー中学生”ドルーリー朱瑛里に期待「信じた道突き進む強さ持つ県民性」

[ 2023年1月30日 12:38 ]

有森裕子氏
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 陸上女子マラソンで五輪2大会連続メダリストの有森裕子氏()が、30日放送のTBSテレビ「ひるおび」にコメントを寄せ、陸上界に現れた“スーパー中学生”ドルーリー朱瑛里(しぇり、15=鶴山中)の才能を高く評価した。

 15日の全国都道府県対抗女子駅伝で区間新17人抜きを演じて一躍注目を集めたドルーリー。29日の「晴れの国岡山」駅伝でも、3人を抜き区間新をマーク、津山市チームの6位入賞に貢献した。

 有森氏はドルーリーの魅力について「手足の長さを生かした、スムーズで連動性のダイナミックな走り」とした。中学では女子部員3人だけの陸上部で活動し、練習メニューなども自身で調べて考え、実行していることに「自分がやるべきことを自分で考え実行する自立心を持っている」と評した。

 カナダ人の父、日本人の母を持つドルーリーは岡山県津山市生まれ。最近は岡山県勢の活躍が各分野で目立ち、学生スポーツでは昨年12月の全国高校駅伝・男子は倉敷高が優勝。今月の全国高校サッカー選手権は岡山学芸館高が制した。プロ野球オリックスの山本由伸投手や、プロゴルファー渋野日向子らも岡山出身だ。

 実は有森氏も岡山出身。県民性について「いい意味で頑固でかたくなな分、目標に向けてこだわりを持って押し通す強さ、エネルギーがある。マイペースでまわりに流されることなく、信じた道を突き進む強さを持っている」とコメント。同郷・ドルーリーのアスリートとしての資質も大いに期待できそうだ。

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