戸上が連覇！　張本智の3冠阻止　大のプロレス好き「元気ですかー！」絶叫

卓球・全日本選手権最終日　男子シングルス決勝   戸上4－2張本智 （ 2023年1月29日    東京体育館 ）

張本（右）に勝利し優勝を決めガッツポーズを見せる戸上（撮影・会津　智海）
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　男子シングルスは戸上隼輔（21＝明大）が2連覇を達成。3冠を狙った張本智和（19＝IMG）は準優勝で男子2人目の偉業を逃した。

　一打一打に闘魂を込め、ウイニングショットが決まるとダーッと叫んで右手を突き上げた。自他共に認めるプロレスフリークの戸上が連覇を達成。場内インタビューで「皆さん、元気ですかー！」と絶叫し、「プロレスが大好きで、どうしても優勝して言いたかった」と満足げだった。

　1―1で迎えた第3ゲームは4度のゲームポイントをしのいでものにした。「死ぬ気で取りたいと思った。根拠のない自信を持って戦った」というが、張本智が得意なバックハンド同士の打ち合いでも対抗。強気の勝負で相手の根負けを誘った。

　五輪選考ポイント争いも3位に浮上し2位に肉薄。それでも国際大会の実績は他の日本勢に劣り、世界ランクは48位。「（5月の）世界選手権でも結果を残し、世界にアピールしたい」と誓った。