福岡でアジア・オセアニアラグビー交流フェスタ 7人制ラグビーなどでタイなど3カ国の少年チームと交流 

[ 2023年1月21日 18:48 ]

海外の選手と7人制ラグビーで対戦した玄海ジュニアラグビークラブの選手は健闘を称え合う
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 日本ラグビー協会と福岡県ラグビーによる交流推進事業実行委員会が共同主催する「アジア・オセアニアラグビー交流フェスタ」が21日、福岡県宗像市のグローバルアリーナスタジアムで行われた。

 福岡でも開催された2019ラグビーW杯日本大会を契機にアジアでのラグビー普及を目的に2018年から開始された活動。新型コロナウイルスの影響で20、21年度は中止だっただけに、待望の再開となった。タイ、バングラディッシュ、オーストラリアから少年ラグビーチームを4チーム迎えて、福岡のラグビースクールに通う選手と7人制ラグビーなどで国際交流を図った。

 アジアラグビーのアル・ダライ会長は開会式で「いろいろな国から集まっているところに特別感がある。このイベントを通じてみなさんが友情を育んでほしい」などとあいさつをした。

 玄海ジュニアラグビークラブのSOやCTBの山下心平選手(中2)は「新しい体験ができてよかったです。ひとり、ひとりの強さやパスワークのところで日本との違いを感じました」と刺激を受けた。イベントはあすも行われるだけに「英語という壁も乗り越えながら、楽しくふれ会えたらいいと思っています」と目を輝かせていた。

 タイチームのCTBアピシャー・アサワテイサクル選手はこれが初来日。「とってもうれしく楽しみにしてきました」と話した。「試合だけでなく、ラグビーを通して国内の方と交流できるのは凄く楽しいと思っています」と充実の表情だった。

 日本ラグビー協会の土田雅人会長は「いよいよ動き出したなと。久しぶりに戻ってきたなという感じですね」と感慨深げ。「日本だけが強くなるんじゃなくて、使命としてアジアでラグビーを普及させることが大事」と語った。

 来てもらうだけではない。日本の選手たちに海外に行ってもらう活動も考えている。土田会長は「海外の選手と戦うことは凄く大事。そこはお金の投資も含めてやっていきたいと思っています。いいことですよね。試合だけではなく、例えばバーベキューをしながらとか。集まって食事して交流したりすることが子どもの経験になる」と語った。

 イベントはあす22日も行われる。

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