世界選手権銅の本多 男子200メートルバタで貫禄V「自信にしていい記録」

[ 2023年1月21日 04:55 ]

男子200メートルバタフライ決勝のレースで優勝し、観客席に手を振る本多灯
Photo By 共同

 競泳の北島康介杯は20日、東京辰巳国際水泳場で行われ、男子200メートルバタフライは昨年の世界選手権銅メダルの本多灯(日大)が1分53秒63で制した。瀬戸大也(CHARIS&Co.)は5位だった。200メートル自由形の男子は松元克央(ミツウロコ)が1分46秒35で勝ち、女子は池本凪沙(イトマン東京)が1分58秒14で優勝。池江璃花子(ルネサンス)は4位だった。男子100メートル背泳ぎは入江陵介(イトマン東進)が52秒93、女子100メートル平泳ぎは青木玲緒樹(ミズノ)が1分6秒06でそれぞれ1位となった。

 本多は瀬戸らを突き放して優勝。冬場としては悪くないタイムで「自信にしていい記録」と手応え十分の様子だった。昨年末まで日大を練習拠点としてきたが、今年からはより良い環境を求めてイトマンのプールでも泳ぎ込んでおり、2月以降は所属先をイトマン東京に変更して試合に出場する予定。来年のパリ五輪を見据え「どこまでレベルを上げられるか。大事な年になる」とさらなる飛躍を期した。

 ≪瀬戸 お疲れ5位≫年末年始にオーストラリアでハードな練習に取り組んだ瀬戸は、男子200メートルバタフライで本多に付いていくことができなかった。疲労のため「体が試合モードじゃない」と苦笑いした。19日に美容関連の企業と所属契約を結んだことを発表した。「自分の夢を応援してくれているので、結果を出して恩返ししたい」と個人メドレーで金メダルを狙う来年のパリ五輪へ、気持ちを新たにしていた。

続きを表示

2023年1月21日のニュース