東大生・須山が勝ち越し 同じく3連勝3連敗の大成龍の言葉を力に「この一番勝てたのは大きい」

[ 2023年1月21日 12:27 ]

大相撲初場所14日目 ( 2023年1月21日    東京・両国国技館 )

<大相撲初場所・14日目>大志松(左)を押し倒しで下した須山(撮影・藤山 由理)
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 現役東大生の序二段・須山(25=木瀬部屋)が大志松(19=阿武松部屋)を下して4勝目を挙げ、2場所ぶりの勝ち越しを決めた。

 立ち合い鋭く踏み込んで突っ張って先手を取り、左からいなして崩して豪快に押し倒した。今場所は3連勝スタートでストレート勝ち越しが見えていたが、そこから3連敗。「まさか(連敗)するとは思わなかった」と焦りもあった。今場所同じ星の並びだった部屋の兄弟子・大成龍(30)から「あと1番集中してやるだけだ」とアドバイスを受けた。「大成龍さんの言葉で持ち直して、この一番に集中するんだってなりました」。兄弟子の言葉が力になった。

 先場所も3勝3敗で7番相撲を迎え、惜しくも敗れて負け越していた。先場所の悔しさを糧に「この一番勝てたのは大きい」と一つの壁を突破。師匠の木瀬親方(元幕内・肥後ノ海)からは「3連勝3連敗で根性鍛えてこい」と言われており「鍛えられたと思います」と少しホッとした表情を見せた。

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2023年1月21日のニュース