貴景勝、琴勝峰が3敗で優勝争い千秋楽へ 阿武咲は首位陥落…初Vへ痛恨の連敗で4敗 朝乃山が十両V

[ 2023年1月21日 17:53 ]

大相撲初場所14日目 ( 2023年1月21日    東京・両国国技館 )

<初場所14日目>豊昇龍(左)をはたき込みで下す貴景勝(撮影・久冨木 修)
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 大相撲初場所は21日、両国国技館で14日目の取組が行われ、今場所番付筆頭の一人大関・貴景勝(26=常盤山部屋)が関脇・豊昇龍(23=立浪部屋)と激突。11勝目を挙げて首位タイをキープした。前頭8枚目・阿武咲(26=阿武松部屋)は小結・霧馬山(26=陸奥部屋)と対戦し2連敗で首位陥落。賜杯争いは11勝3敗で貴景勝と平幕・琴勝峰(23=佐渡ケ嶽部屋)の2人が並んで千秋楽を迎える形となった。

 貴景勝は関脇・豊昇龍をはたき込みで下し、11勝目。立ち合いから突っ込んできた相手をいなして3敗トップを守った。豊昇龍は7敗目(7勝)。勝ち越しは千秋楽へお預けとなった。

 阿武咲は9勝4敗と逆転Vの可能性を残す小結・霧馬山と対戦。立ち合いから踏み込んでいったが、突き落としで敗れて幕内初優勝へ痛い4敗目。霧馬山は三役で初めての2桁勝利となった。

 平幕・琴勝峰は前頭筆頭・大栄翔を寄り切りで下し11勝目。「体が動いている。(優勝争いは)全く気にしていない。相撲に集中していきます」と初賜杯へ向け気持ちを切り替えた。大栄翔は5敗目を喫し、優勝の可能性が消滅した。

 関脇勢は正代が同じ関脇・若隆景に押し倒しで敗れ8敗目(6勝)。勝った若隆景は8勝目(6敗)を挙げ、関脇で6場所連続となる勝ち越しを決めた。

 十両では6場所ぶりに関取に復帰した元大関の朝乃山が千代の国を下し、1敗を守って13勝目を挙げた。1差で追っていた2敗の金峰山が敗れたため、朝乃山の十両優勝が決まった。

<大相撲初場所 幕内成績上位力士>
11勝3敗 琴勝峰、貴景勝
10勝4敗 阿武咲、霧馬山

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