NFLプレーオフがスタート 49ersが1回戦を突破 新人QBのパーディーが計4TD

[ 2023年1月15日 09:50 ]

プレーオフで新人初の4TDをマークした49ersのパーディー(AP)
Photo By AP

 NFLのプレーオフが14日にスタート。その“オープニング・ゲーム”としてカリフォルニア州サンタクララで行われたNFC1回戦(ワイルドカード・ゲーム)では、第2シードで地元の49ers(西地区1位=13勝4敗)が第7シードのシーホークス(西地区2位=9勝8敗)を41―23(前半16―17)で下し、2年連続でカンファレンス準決勝に駒を進めた。

 シーホークスに対しては今季3戦3勝。41点は今季のチーム最多得点で、レギュラーシーズンを併せて通算11連勝を飾った。

 新人QBのブロック・パーディー(23=アイオワ州立大出身、185センチ、100キロ)は30回中18回のパスを成功させて自己最多の332ヤードをマークし、パスで3つ、ランで1つの計4TDを稼いでチームを引っ張った。新人QBがプレーオフで4TDをマークしたのはパーディーが初めて。パス獲得332ヤードは、10年前のラッセル・ウィルソン(シーホークス=現ブロンコス)の385ヤードに次ぐ新人QBとして2番目の記録となった。

 シーズン途中でパンサーズから移籍してきたRBクリスチャン・マカフリー(26)は15回のキャリーで119ヤードを走破しただけでなく、レシーブでもTDを1つマーク。WRディーボ・サミュエル(26)は6回のレシーブで133ヤードを獲得し、第4Qには74ヤードのTDを記録して勝利を決定づけた。

 49ersは開幕時に先発で起用されていたQBトレイ・ランス(22=21年ドラフト全体3番目指名)が第2週で右足首を骨折して今季の出場が絶望となり、2020年のスーパーボウルでプレーしたベテランのジミー・ガロッポロ(31)が再び先発に復帰。しかし第13週に左脚を骨折して戦列を離れていた。

 その苦境に陥った中でドラフト全体最後の指名選手(7巡目の262番目)となったパーディーが予想外の大活躍。ガロッポロはプレーできるまでに回復しているが、カイル・シャナハン監督(43)は開幕時に3番手以下の存在だった新人をプレーオフでも起用し、その期待に応えるかのようにパーディーは先発に昇格してからはレギュラーシーズンを含めて6戦全勝となった。

 シーホークスは前半で1点をリードしたものの後半は劣勢。QBジーノ・スミス(32)は253ヤードと2TD、WRのDK・メトカーフ(26)は10回のレシーブで136ヤード(2TD)を記録したが、後半は49ers守備陣の圧力に押されてズムをつかめなかった。

 <プレーオフ1回戦の結果と組み合わせ>
 ▼AFC
(2)ビルズ―(7)ドルフィンズ
(3)ベンガルズ―(6)レイブンズ
(4)ジャガーズ(試合中)(5)チャージャーズ
 ▼NFC
(2)49ers 41―23(7)シーホークス
(3)バイキングス―(6)ジャイアンツ
(4)バッカニアーズ―(5)カウボーイズ
 *カッコ内はシード順、試合は14~16日、第1シードのチーフスとイーグルスはカンファレンス準決勝からの登場

続きを表示

この記事のフォト

2023年1月15日のニュース