隠岐の海が引退　年寄「君ケ浜」襲名　「気持ちが切れた。悔いはない」

師匠の八角理事長（右）と笑顔で写真に収まる元隠岐の海
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　日本相撲協会は14日、元関脇の隠岐の海（37＝八角部屋、本名・福岡歩）の現役引退と、年寄「君ケ浜」襲名を発表した。同日に引退届が提出され、理事会で承認された。両国国技館で会見した隠岐の海は「ここ何年も自分の相撲が取れなかった。年齢というよりは自分の気持ちが切れた。悔いはない」と話した。

　島根・隠岐水産高から05年初場所で初土俵を踏み、10年春場所新入幕。15年春場所では島根県出身で121年ぶりの新関脇に昇進した。

　懐の深い四つ相撲で活躍し、幕内在位75場所で三役を8場所務めた。通算成績は674勝675敗32休。三賞は殊勲賞1度、敢闘賞4度。金星を4個獲得した。引退相撲は、9月30日に予定している。