4選手がインフルで欠場の神戸　3連勝逃す　李が14点叩き出す奮闘も連係ミス続出

＜神戸・東京SG＞パスが上手くつながらず、悔しがる神戸・李承信（撮影・須田　麻祐子）
Photo By スポニチ

　ラグビーのリーグワンは各地で4試合が行われ、神戸は東京SGとの上位対決に19―39で敗れ、3連勝を逃した。12日に発表されたメンバー23選手中4選手がインフルエンザのため欠場し、パスなどの連係でミスが続出。日本代表SO李承信（22）が4PG1ゴールで14点をたたき出すなど奮闘したが、後半に突き放された。今季昇格の花園は横浜に7―74と大敗し、開幕4連敗となった。

　神戸は東京SGとの上位対決に力負けし、3連勝を逃した。ラインアウトやパスでミスが重なり、後半に突き放された。SO李は「実力差がスコアに表れていると思う。自分たちのペースでできないラグビーが80分続いてしまった」と唇をかんだ。

　SH中嶋ら4選手がインフルエンザのため欠場。アクシデントに見舞われたが、背番号10は精度の高いキックでPGを4本決めた。ただ、5点を追う後半9分のPGを外すと、ここからチームも失速。試合終了間際の後半40分にプロップ高尾が意地のトライを決めたが、反撃が遅すぎた。

　17日に阪神・淡路大震災から28年となる。試合前には大型ビジョンでメッセージ動画が流された。今季唯一ノエスタで行われる一戦。メモリアルマッチで勝利を届けられなかったが、神戸市出身の李は「諦めない姿は伝わったと思う。もっと神戸に元気を与えられるように頑張ります」と前を向いた。（北野　将市）