【箱根駅伝1区】明大・富田が区間賞でトップリレー 残り1キロで大逆転、2位は8秒差で駒大

[ 2023年1月2日 09:03 ]

第99回東京箱根間往復大学駅伝 往路 ( 2023年1月2日    東京・大手町~神奈川・箱根町5区間107・5キロ )

<第99回箱根駅伝・往路 鶴見中継所>区間賞の走りを見せ、2区の走者にエールを送る明大1区・富田(撮影・木村 揚輔)
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 第99回東京箱根間往復大学駅伝第1日は2日午前8時、東京・大手町をスタート。往路は神奈川県箱根町までの5区間、107・5キロで行われた。

 1区は鶴見中継所までの21・3キロ。各校のスピードランナーが起用され、レースの流れをつくる非常に重要な区間で、スタート直後は、関東学生連合・新田颯(4年=育英大、千原台)が飛び出して最初の1キロを2分56秒で通過。5キロは14分24秒、10キロは28分59秒で、それを追う大集団はけん制し合い1分以上の差がついた。

 学生連合・新田を追った大集団は15キロ過ぎから一気にペースアップ。明大・富田峻平(4年=八千代松陰)が残り1キロで新田をかわし、区間賞でトップリレーした。2位は8秒差で駒大・円健介(4年=倉敷)、3位以降は、関東学生連合・新田、法大・松永伶(3年=専大松戸)、中大・溜池一太(1年=洛南)と続いた。青学大・目片将大(4年=須磨学園)は7位でトップと19秒差でタスキをつないだ。

 レース後、富田は「最後の箱根駅伝でしっかりと結果を残すことができたので、学生競技を悔いなく終わることができて本当にすがすがしい気分です」と笑顔を見せ、「正直(関東学連・新田が)飛び出した時は、つこうか迷ったんですが、自分がやるべきことは何よりもシード権を獲得するために良い順位で渡すことなので、それだけを考えて今は耐える時だと思って走り抜けました。ラストは4年生として最後の箱根駅伝、自分が明治の主力なんだという思いで走りました」とレースを振り返った。

 ◆鶴見中継所通過順位
1 明大   1時間2分44秒
2 駒大   +9秒
― 学生連合 +15秒
3 法大   +16秒
4 中大   +18秒
5 創価大  +18秒
6 順大   +19秒
7 青学大  +20秒
8 山梨学院大+21秒
9 日体大  +24秒
10 東京国際大+25秒
<以上シード圏>
11 城西大  +29秒
12 国学院大 +32秒
13 国士舘大 +33秒
14 早大   +39秒
15 大東大  +40秒
16 帝京大  +46秒
17 東洋大  +56秒
18 立大   +1分21秒
19 東海大  +1分23秒
20 専大   +1分45秒

<1区・区間記録>
1 富田峻平(明大4年)1時間2分44秒
2 円健介(駒大4年)1時間2分53秒
― 新田颯(学生連合=育英大4年)1時間2分59秒
3 松永伶(法大3年)1時間3分0秒
4 溜池一太(中大1年)1時間3分2秒
5 横山魁哉(創価大4年)1時間3分2秒
6 野村優作(順大4年)1時間3分3秒
7 目片将大(青学大4年)1時間3分4秒
8 木山達哉(山梨学院大4年)1時間3分5秒
9 山崎丞(日体大1年)1時間3分8秒
10 山谷昌也(東京国際大4年)1時間3分9秒
11 野村颯斗(城西大3年)1時間3分13秒
12 青木瑠郁(国学院大4年)1時間3分16秒
13 綱島辰弥(国士舘大4年)1時間3分17秒
14 間瀬田純平(早大1年)1時間3分23秒
15 久保田徹(大東大3年)1時間3分24秒
16 小野隆一朗(帝京大3年)1時間3分30秒
17 児玉悠輔(東洋大4年)1時間3分40秒
18 林虎大朗(立大2年)1時間4分5秒
19 梶谷優斗(東海大2年)1時間4分7秒
20 千代島宗汰(専大2年)1時間4分29秒

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