フィギュア世界選手権代表 宇野「うれしく思えない部分もある」 連盟は「公平性を保っている」

[ 2022年12月25日 23:57 ]

フィギュアスケート全日本選手権最終日 ( 大阪・東和薬品ラクタブドーム )

<全日本フィギュア 世界選手権代表発表会見>世界選手権代表に決まった三浦璃来、木原龍一、友野一希、山本草太、宇野昌磨、坂本花織、三原舞依、渡辺倫果、村元哉中、高橋大輔=左から(撮影・長久保 豊)
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 全競技終了後、来年3月の世界選手権(さいたまスーパーアリーナ)の代表が発表され、男子は全日本優勝で決定した宇野昌磨(トヨタ自動車)のほか、全日本5位ながら今季GPファイナル2位の山本草太(中京大)と全日本3位の友野一希(上野芝ク)に決まった。全日本2位の島田高志郎(木下グループ)は外れ、四大陸選手権の代表となった。

 会見に出席した宇野昌磨(トヨタ自動車)は、全選手に選ばれた思いを聞かれた中で、次のように答えた。

 「僕が言うことではないかもしれないけど、選考基準というのはよく分からないけど、うれしく思えない部分もあるけど。僕は頑張りたいと思います」

 発言後、質疑応答で真意を問われると「これ以上、僕が言うことではないので。一時の感情で変なことを言うとあれなので、今はコメントしないようにします」

 男子3枠の世界選手権代表は全日本選手権の優勝者がまず決定。次に全日本2、3位、GPファイナル上位2人、国際連盟(ISU)今季スコア上位3人の中から総合的に選考。最後の1人は2人目から漏れた選手、世界ランク上位3人、今季の世界ランク上位3人などから選考された。

 会見後に報道陣の取材に対応した竹内洋輔強化部長は、選考理由を細かく説明。宇野の発言について問われると「具体的にどの辺が不満なのか把握できていないところもあるので。選考基準はシーズンが始まる前に掲示して、年内の競技会で公平性を保ちながら全日本後語に決めると。具体的な内容が分からないところもあるけど、しっかりとお話をすれば、理解していただけると思う」と語った。

 今後、宇野自身と話し合うかを聞かれると「受けないというわけじゃなくて、話を聞いてみたいと思う」と話した。

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