アメフト大産大付 「伝説」のユニホーム復活も、3点差で高校日本一逃す

[ 2022年12月25日 18:44 ]

第53回全国高校アメフト選手権決勝「クリスマスボウル」   大産大付27―30佼成学園 ( 2022年12月25日    王子スタジアム )

<大産大付・佼成学園>準優勝に終わり、表彰式で悔しさを表情に浮かべる大産大付・吉田
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 勝利の女神は、最後の最後でそっぽを向いた。大産大付にとっては、11年ぶりのクリスマスボウル。第2Q開始直後に先制TDを奪われながら、その後はゲームの主導権を握っていた。点の取り合いとなった後半戦。第4Q0分51秒にQB小林洋也(3年)のTDパスで27―20とリードを広げたものの、ディフェンスが佼成学園のランプレーに対応できず、逆転負けを喫した。

 「やりきった感じはありますけど、やっぱり悔しいですね。勝ちたかったので、本当に残念」

 攻守にフル回転したRB/CBの吉田優太(3年)は、正直な思いを打ち明けた。攻撃ではランナー、守備では最後列で相手のパスやランを封じる「両面」プレーヤー。スペシャルチームにも入り、第3分2分33秒には65ヤードのキックオフリターンTDも決めた。ただ、高校日本一のタイトルを逃した事実が表情に陰りを与える。

 決戦前日。大産大付の選手には、緑色のユニホームが渡された。「クリスマスボウル」だけ封印が解かれる伝説ユニ。「テンションが上がりました。それだけに勝ちたかったんですけど…」。久しぶりの「復活」を勝利で飾れず、吉田は視線を落とした。

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2022年12月25日のニュース